極彩色画家せきぐち彩のあとりえ☆ばからふる
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父のこと

罪と罰に焼かれる罪と罰に焼かれうる現実逃避\30000
B5サイズ 水彩絵の具 ペン

今になって、時々遣り残してることはないかってよく考えること。
私の人生にとって引っかかってるところ。掘り返すと最終的にいきつくところ。
すべての話の最終的な部分に必ず戻るところ。

私にとってそれは父であり、母であり、その関係だ。
自己啓発の本を読むと人間関係の一番のモデルとなるのが家庭。とくに両親の関係が
すべての人間関係の基本のモデルになる、と書いてあることが多い。

うまれてこのかたずっと私は父親という存在に対して強烈な恐怖と憧れがある。
現実の父は怖い存在というままに距離がひらきにひらいて離れてしまった。
ぬるぬると育った私には父の父であろうとする硬さが苦手だった。
だから、今でも自分がそういう役どころ、恋人だとか親だとかいう項目に
はまることにとても違和感を覚える。

彼には父であるということは大河ドラマの主役みたいに大変重要な役目だと思って
それを完璧に上手に演じようとしていた。けれど、自分の好きな山やバイクはやめられない。
現実にこどもを抱えて生活してゆこうと思ったら好きなことばかりも許されない。

朝、早くに会社に向かう父。坂道を登ってゆく背中。
自分の部屋から、別にいってらっしゃいと手をふるわけでもなく、
白いカーテン越しにみていた。もっと無邪気に父の前で子どもでいられればよかったのに。

今になってようやく父のことを心の中では許しているのかもしれない。
実際、会ってみたら私は普通に接することができるのだろうか。

私は蜜月を知っていて、なおかつ、悲しい争いの時間に家にいなくて一番忙しかったから
最後のところまで父のことを憎めないままでいる。彼の不器用さを知っている。
少なくとも私だけでもまた彼に会えればいいなと思う。いい心構えのときに。

だから私は父と母の仲の良い温かな家庭にすごくすごく憧れる。
そういう家庭のこどもというポジションを心底うらやましいと思う。

映画でも父親がらみのものを見ると全然泣かせるシーンでもないのに
自分のことと重ね合わせて自然と涙がでてくる。
自分でもばかだなあと思うけど。

映画のクレーマークレーマーの父親を見ると「いいなあ」とうらやましくって泣けてくる。
彼の作るフレンチトーストは不器用だけれどきっとおいしいにちがいない。

本当はもっとやさしくしてほしかったし自分でもやさしくしたかったなあと。
この言葉を父が読むことはないのかもしれないけれど・・・・・。
今なら私の絵を見せたりして笑えるかな。
とりあえずお互いにしぬ前に一度だけでも言葉を交わして笑いあえたらと思う。

できたら飲めたらなあって思うけど。イメージの中では私も父も笑ってビールを飲んでいられる。
うん。まだなんだか未熟な私です。元気かな。お父さん・・・。
人生の半分「お父さん」て単語を使ってないくらいに時間がたっちゃったな。

かたくなでわかりにくくて、だけど本当はさびしがり屋だとか。
本当は愛しているだとか。うそだ。と私は信じられなかった。
だけどそれがわかりにくかっただけだよね。結局私は父に甘い幻想を抱いている。
私は結局うまくわからないまま逃げて月日が流れてしまった。

中学にはいったくらいから父との思い出はない。
顔も声もうまく思い出せないけれど会えばわかる。
あっというまに月日がたってしまった。

彼と最後に話した時、私はこぶしをにぎりしめてかまえていた。
母を傷つけたことに怒りを覚えて。父の存在が母を傷つける。
意識。気持ちが変わってしまった時の流れ。
恋愛と結婚の性質の違い。求められるものの違い。
すれ違い。1個がだめだとどんどんだめに思ってしまう。互いに頑固。

そんな悲しい関係に。こどもが巻き込まれる。
ののしりあう声にふとんの中でよく泣いていたっけ。
だから私は人と言い争うことができない。これから先もできないだろう。
そのときの声の悲しさと怒りのどすぐろいのが重たく頭の上にのしかかってきて
かけぶとんをいくらひっかぶってもやっぱり悲しみの波が入り込んでくるから。

好きという気持ちはエゴでしかないのかもしれない。と私は時々さびしく笑う。
あんなに大好きだった二人でも離れてしまう。
写真も思い出もほこりをかぶって屋根裏部屋に山積みになっている。

溜め込んでしまうのはある意味では不満を抱えているから。
何かに依存してしまうのは本当に足りないものがほかにあるから。
もがいている母。かたくなな父。互いに一歩も譲らない。

ふと見るたびに私はそれでも一番長く父と母が仲の良かった素敵な時間の部分にいられたのだと思う。クリスマスの飾りつけやおひなさま。スピーカーから流れるユーミン。ビートルズ。
丸くかたどったチャーハンの乗ったお子様ランチにお盆に山盛りのこげ茶色の鳥のから揚げ。
土曜日に帰ると父が焼きそばを作っている。彼のつくる料理はいつもどこかしらこげていたな。
もっと覚えてないのが悔しい。もっともっと一緒にいられるだけいてほしかったな。
なんて甘いこと今も思ってしまう。

ただ、不器用なのだ。みんな。ごめんね。ごめんな。と。本当はそうやって分かり合ってみたかった。
写真で見る父はちょっともてあましてるみたいに不器用に私をだっこしている。
いまいちひととかかわることが苦手でギャンブルもしない。お酒とたばこを少々。
山とバイクが大好きで。パンクが直せるひと。

どうして、彼を選んだの?と母に聞くと
「将来、はげでもでぶにもならないって確信が持てたから」

それを聞いたとき私はなんだかなあと脱力した。
確かに彼は今でも学生時代のジーパンをはいて生きている。
変わらない。はげでもでぶでもない。写真と違うのはちょっと白髪としわの深みが出ただけ。

父から逃げていたときは父と正反対のビジュアルのひとに多大なやさしさと憧れを感じて
惹かれていた時期もあった。そういうひとなら父とは違う生き方の世界にいられるだろうって。
でも何もないままに終わってしまって。いつまでもやっぱりひっかかっている。

挨拶をする。
ひとがいやがることをするな。
背筋を伸ばす。
お箸は武器だから正しくもつ。
ひとにやさしく。
うそをつくな。
ひとの目をみて話す。

ああ。不思議だ。あんなに一時期は苦手だった彼のことなのに、ちゃんと思い出せる。
今になって大事だと人から教えられることは思い返せば、父に教わったことばかりだ。

ある意味では私は理想と現実の父のイメージとあこがれを
これから先もずっと追いかけてしまうのかもしれない。

私が絵を描くのは父の血のせいというのも少しあるのかもしれない。
父は山や植物の水彩画をちょこちょこ描いては自分の部屋に飾っていた。
鉛筆で描いた線。うすい色でとても繊細で。だけど構図は大胆で。
絵だけは彼との唯一の共鳴できるつながり。

毎年お正月になると私は必ず家族を干支で描くのを頼まれたっけ。
それをぷりんとごっこでたくさん作って。いつもなんだか得意げだったっけ。

高校に入ってからそんなこともなくなって。
ひとりでいることに慣れきってゆく。
時々顔を合わせても何を話していいのかわからなくて。自分の部屋へ逃げてしまう。

私は人一倍完璧なあったかい家庭というものに憧れている。
だけど続けていったり、維持してゆく自信がないし、
そもそも作れるのかと考えても、一人で絵を描いているほうがいいと思ってしまう。
創造と崩壊は紙一重だし、続けること、保つことが一番むつかしいと思う。

家庭というものは特に父が要になるのだよと聞いた。
今になってそうだと思う。いうなれば、けれども父は厳しすぎてもいけないし、甘すぎてもいけない。
それこそ、ある意味では他人でもあるかのように。

考えるほどに家庭という世界を作り上げるのはすごいことだと思う。
別に自分が不幸だとかかなしいとかそういうのはない。
なんだかとても淡々と。
人との接し方の一番身近なモデルである両親がそういう
状況であるという現実があるだけ。
なんだか感情がとまってしまってそのことにたいしてあまりなにも感じない。

でもこうしてこの場に書けるほどになったのだからきっと何か少しは変わったのかもしれない。
あまりひとにたいして感情移入するものでもないと思ってしまうのは
そういう環境も一理あるのかもしれない。

愛という世界ですら長くは維持できないことを目の前で見てきているから、
私にはその世界にはまりこんでゆく自信が本当にない。
人と接することのモデルである家庭というものに私はコンプレックスがやっぱりあるのかもしれない。

でも母のことも・・・父のことも・・・・やっぱり好きだ・・・・と思う。

今は父はひとりでいることを楽しんでいるようだし、
母も同じだ。それぞれの時間。自分の時間の使い方を楽しんでいる。
元は他人同士だからこそ。そういう時間が大事になって究極になる。

それでも穏やかに日々を過ごしてゆけるならそのほうがいいのだと思う。
お互いの精神を蝕んでまで無理しなくていい。距離をとってのびのびといられるなら。あまりべったりくっつかれるのは好きじゃない。
縛られたり、えらそうにされると逃げ出すのは母の感情が私の中にあるからだ。

血のつながりはあまり関係ない。時間と思い出を共有すること。
家族と一緒にいられる時間なんてほんとにごくわずかだ。

レストランで家族で来てるのにゲームしててはじめからおわりまで親との会話もしないこども。
あなたは私の理想である「家族と食事」しているのに、どうしてその大事さを味わわないの?
共有したいのはただ食欲を満たす為じゃなくて、家族だからだよ。
ゲームなんてそんなものは老後の楽しみにとっておきなさい。

おとうさんと手をつないでいるちっちゃいこども。その後姿を私はいつも目でおっかけてしまう。
なんて理想的な構図なんだろうって。ずっとそのままでいてほしい。

すこしづつでも人にやさしくなれたらいいと日々祈ります。

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2009年 
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